とある科学の超電磁砲(レールガン)一期全24話感想、考察 佐天サイコー!!!
初めまして、とある科学の超電磁砲(レールガン)三期の放送が決定しました。ということで初投稿の考察&感想記事を作らせていただきました!
なんていうのは全く嘘で、そのじつはたまたま偶然最近に視聴したお陰で自分の中のレールガン熱が滾りまくってる。だからその熱を記事にぶつけてやろう!といったタイムリーとは全く無縁の独り善がりな動機です。笑
その分記事自体は一生懸命書いたのでご覧下さる幸いです。
筆者はとあるシリーズ一期しか見ていないのでそれ以降ネタバレはしないでいただけると助かります。
少しだけあらすじ
御坂と黒子は自分の中にある正義を貫き持ち前のレベル5、4の超能力で次々と起こる事件を解決していく。
初春も風紀委員(ジャッチメント)に入り超能力のレベルは1と御坂や黒子には遠く及ばないながらも努力を続け、得意のパソコンによる検索により事件解決に貢献する。
基本的にはヒーロー然とした御坂と黒子が様々な事件を解決&悪を成敗する。
もしくは、ギャグが黒子の御坂に対する変態的な態度しかない日常回が描かれ続けた。
佐天の正しくありたい。
という思いが少しずつ疎外感、劣等感、無力感を感じさせ、それが耐えきれないものになり正気を失い初志が形骸化してしまうという伏線張るだけの回のように感じがして物足りなかった。(伏線としては素晴らしいかった!)
敵だと思ったら同志だった!
こっちの方が真実だったのか!
みたいな緊迫感が溢れる全く予想だにしない展開を期待しすぎてしまいました。
それが原因なのですが、序盤1から7話までは正直に言うとかなり退屈に感じました。(伏線としては素晴らしいかった!)
がしかし長い伏線はメチャメチャよく効いていました!
少しあらすじ
佐天がレベルアッパーの使用は不正であることに気づかされる。それでもなおそれを使用してしまいたいという気持ちは抑えきれない。
その結果
自分の罪悪感、疎外感を埋めるために友達にレベルアッパーを勧め赤信号みんなで渡れば怖くないと言わんばかりに一緒に使うという行動に出てしまう。
佐天の友達は最初こそ能力を手にすることができたがすぐに、副作用で次々と倒れてしまう。
佐天はそれに怯え泣きながら初春にレベルアッパーを使用したことを伝える。
佐天の正義でいたい。
自分の周りをみんなそれをしている。
しかし自分、超能力(チカラ)が無く正義を通すことができない。
この虚しくて切ない虚脱的な気持ちにはスームズに自然にそして痛いほど切実に共感することができた。泣
確かにこの後にしてしまう佐天の初志が形骸化した超能力(チカラ)だけレベルアッパーという不正方法により手に入れる。そのことはかなり醜く、人間の汚い欲の部分が出ていたと思う。だが、それがまた人間味を溢れさせ佐天というキャラに物凄い共感性が生まれた!!
それに加えて、ヒーローと悪みたいな構成を一変させ、作品全体を深くした佐天を落ちぶれさせながらも共感させる演出は最高だった!
木山、最高の敵キャラ(物語の終盤では仲間的な位置になるがここの場面時点では敵だったので)がここから登場し始める。
少しあらすじ
木山は初め、私利私欲満たすために、学生たちの強くなりたいという純粋な気持ちをレベルアッパーを使って弄びそれで沢山の脳を使い演算する冷酷で極悪非道な奴という完全なる悪のキャラとして描かれた。
御坂との決闘のシーンで衝撃、その実はそれを超えた犯罪的な実験が行われていてその被験者、被害者を集めた脳の演算力で救うといった信念を持つ庇護、慈しみの気持ちを持った人だったということが判明する。
木山は敵ではあるが悪ではなかった。
木山の瞳の下にあるクマや疲れたような佇まいそれらの原因である労力が人助けのために向いていたとわかった瞬間木山に大きく同情した。
そして自分の中で悪でなくなった。
やはり正邪が判然とせず、自分の信念、目標に合理的な故の行動がその結果を生んでいるタイプの敵は魅力的かつ、作品全体を感慨深くするということを如実に切実に感じたぁー
その後は4から5話の日常回については語りたいことがほとんどなかったのですが、申し訳程度に少しだけ。
その後にあった文化祭的なイベントの日常回では、御坂がやたらと大勢から崇められているシーンがあった。
これまではあまり感じてなかったが、この世界が厭世的な世界であることは他の回でも示唆されていたなぁと思い出しました!
続いてスキルアウトの話
少しあらすじ
黒子が不良にやられたことをキッカケに御坂が不良をやっつけることを決意!
御坂たちは調査を続け、レベル0の不良集団スキルアウトのアジトに到着。
黒沼と名乗る男を成敗しようとするが謎の音に苦戦を強いられピンチ。
そこで牛乳革ジャン男登場。
御坂たちを助ける。
ここから固法の過去へ。
固法と牛乳革ジャン男は昔仲間だったという。
固法は昔に居場所がわからなくなり正義を守っていた牛乳革ジャン男に惹かれて能力者であることを偽り仲間になっていた。
アンチスキルがスキルアウトを取り締まるとの情報が流れる。
すると固法と牛乳革ジャン男は捕まら前にアンチスキルを終わらすためにアンチスキルのアジトへ向かう。
そこで牛乳革ジャン男の黒沼が名乗る男蛇谷を倒しアンチスキルを終わらせる。
ここまでの話ではレベル0の人たちが本当にどうしようもない不良品のような意味での不良や、落ちこぼれ、犯罪者など卑しい、無力、無価値といった方向で描かれてきていた。
だからこそ、それをひっかり返す黒沼の追放され気味にある他のレベル0の人たちの居場所を作りそれで正義を貫く姿はメチャメチャ光ってた。
才能が大きくかかわる能力を重視する世界の中で能力なくても拗ねることなく、建設的な行動を模索して幸せになろうという気持ちはカッコ良すぎた。黒沼カッコよすぎーー!
レールガンのクライマックス
少しあらすじ
それに対するアンチスキルの怪しい対応。
なぞの転校生春上衿衣の登場。
そこで黒子は春上と地震(ポルターガイスト)に関係がある可能性を指摘する。
しかし、それを初春は後輩に対する庇護の気持ちにより黒子を裏切り者呼ばわりしてしまう。
テレスティーナの極悪非道な人体実験を止めるために4人のキャラ、木山、アンチスキルが立ち上がる!
クライマックスは本当に集大成だった。
アンチスキルの上の指示を跳ね除け正義を貫く勇敢さ。
黒子と光子の連携。
そして木山、4人のキャラの連携。
その中でも自分自身の意思の弱さ故にレベルアッパーの件で罪を犯してしまった佐天が成長し、勇敢になっいたことには涙が止まらねぇー
険悪気味で関わりにくい初春と黒子の仲をもどしテレスティーナという脅威に立ち向かおうと仲間を促し。
そして最終話の終盤には能力者たちだけに効く音で仲間が苦しめられている時、蛮勇になることなく冷静に自分のすべき行動を判断し、仲間を助ける。
佐天は、レベルアッパーの件で自暴自棄になることなく、自らの過ちを認め反省して強くなった。よく頑張った!!
最後に一つ、
「目の下にクマがあるよ」と、木山に被験者にされた1チャイルドエラーの子供達が眼を覚し言った瞬間、木山が今までに本当果てしない時間と労力を捧げてきたことがやっと報われたことを如実に感じ泣けた、メチャクチャ泣けた。
とある科学の超電磁砲(レールガン)では禁書目録に比べライトでわかりやすい物語だった。
それで、能天気な物語にならなかったのはやはり、佐天が人間の嫌な部分を見せ足掻き苦しんだからだと思う。
少なくとも私は佐天の虚ろで、無力で、ズルしたくなってしまう気持ちに痛いほど共感した。
MVPは佐天です!!!
佐天サイコーーーー!
最後までご覧いただいた方、本当にありがとうございます!
偉そうに語ってしまってすいません笑
私はアニメについて語りたいのは勿論ですが、人の意見を聞くのも好きなので是非どんな些細なことでも、私の意見の批判であっても聞かせていただけると嬉しいです!
はぁー、人生で1番文字を書いたので本当に本当にとても疲れました笑(体力ゴミすぎるだろ)
この記事を書く中で見つけた改善点を多々見つけられたのでこれからに生かす!
今後には2019の1話ごとの感想、
「とあるシリーズ」の感想
は書いていこうと思います!
本当は1番好きな作品「俺ガイル」の感想も書きたいのですが、如何にもこうにも複雑な話なので記事を書くには猛烈な気合いと時間が必要そうなのでもう少し時間が必要そうです。
(絶対やらない奴のセリフだろ笑)
本当にやる気はありますけどね!
初めての記事であったので不甲斐ない文章だったと思いますが、成長を楽しむような長い目でこの次の記事もご覧いただけたら嬉しいです!